ヘルメスの法則 – 第3法則:振動の原理(The Principle of Vibration)──“波動が現実をつくる”って本当だった【ZPF × キバリオン】

こんにちは、Shunpeter Zです。

この番組「Zero Point Note」では、ZPF──ゼロ・ポイント・フィールドという、すべての源のフィールドから、「意識とは何か?」「現実はどう創られるのか?」。そして、突如あらわれた謎の意識体“Z”との遭遇を通じて、僕が気づいたこと──その存在から学んだことを、ここでシェアしていきます。

新シリーズ「キバリオンーこの世の“取扱説明書”」。これは、古代エジプト・ギリシャの叡智を現代に伝える神秘書『キバリオン』を、ゼロ・ポイント・フィールド視点で再解釈し、読み解いていく、おそらく世界初の試みです。

その思想の基盤を築いたとされるのが、錬金術の開祖ヘルメス・トリスメギストス。一説では、古代エジプト神話の知恵の神、トートと同一視される人物です。

前回は、第2の法則**「照応の原理(The Principle of Correspondence)」を扱いました。

今回は、第3法則「振動の原理」をZPF視点で解説。

すべては振動しており、思考や感情ではなく「波動」が現実を創る秘密を解き明かします。あなたの「在り方」が現実をチューニングする鍵です。なぜ「波動が現実をつくる」のか?『キバリオン』の振動の原理とZPFの仕組みから読み解きます。

「休むものは無く、万物は動き、万物は振動する」

まず、『キバリオン』から有名な一文を引用します。

“Nothing rests; everything moves; everything vibrates.” (休むものは無く、万物は動き、万物は振動する)

止まっているように見えるものですら、実は絶えず振動している。この原理は、現代の量子物理学でも証明されている事実です。量子論の開祖、マックス・プランクはこう語っています。

「物質そのものなんて存在しない!すべての物質は、原子の中の粒子を“振動させ”、そのミクロな太陽系をつなぎとめる“何かの力”によって成り立っている。その“力”の背後には、意識を持った知性の存在を想定せざるを得ない。このマインドこそが、すべての物質の母体だ。」

プランクが言う「マインド」は、まさにZPFのことでしょう。現代科学がようやくたどり着いたこの考え方を、数千年も前に語っていたのが、ヘルメス哲学のマスターたちです。彼らはすでに、こう言い切っていました。

“He who understands the Principle of Vibration, has grasped the scepter of power.” (振動の原理を理解した者は、“力の王錫”を掴んでいる)

まるで未来から届いた知恵のように、この言葉が今、ZPFの構造と重なってくるのです。

静寂の中の振動──ZPFの本質

振動の原理は、「純粋な霊である『全者』から、最も粗雑な物質まで、すべては振動状態にある」と語ります。

「全者」、すなわちZPFは、一見、完全なる静寂のように感じられますが、実はその中には、止まることのない微細な揺らぎ、つまり**ゼロ点振動(Zero-point Energy)**が存在しています。静かすぎて、逆に「超高速で振動している」ように見える。ここにZPFの逆説的な神秘があります。

この「無に見えて満ちている」という性質こそ、ZPFの本質であり、この“揺らぎ”の正体は、ただの物理的な振動ではなく、現実になる前の**「可能性の波」**です。

量子力学でいう波動関数(Ψ)は、現実になる前の可能性のゆらぎを数式で表したもの。ZPFに満ちている振動とは、この「まだ形になっていない現実の種」たちの波動なのです。そして、これが観測されることで、ひとつの現実として私たちの世界に確定します。

第1章:存在そのものが“周波数”

この法則の核心は、**「存在そのものが周波数」**であるという点です。

電子、分子、光、音、熱、そして私たちが「固い」と感じる物体も、突き詰めていくとすべてが「波」であり、周波数を持っています。アインシュタインの「E=mc²」が成り立つように、物質とエネルギーは等価交換なのです。

しかし、振動は物質的なものだけではありません。不安やイライラといった感情、思考、観念も、すべて**「波動のバリエーション」**です。

スピリチュアル界隈では、思考や感情そのものを波動だと捉えがちですが、厳密には違います。思考や感情は、**「今アクセスしている波動帯域に自然と付随してくる“タグ情報”」**にすぎません。怒りや不安といった感情は、あなたが「今その周波数帯域にいますよ」ということを知らせてくれる、波動スカウターのような役割を果たしているのです。

第2章:現実をつくるのは“思考”ではなく“在り方”

では、現実を創るのは何なのでしょうか?

アインシュタインはこう言っています。

“Match the frequency of the reality you want and you cannot help but get that reality.” (望む現実の周波数に合わせれば、その現実を得ることは避けられない。)

これは、ZPFという「響きの場」と完全に一致しています。現実とは、**「何を考えたか」ではなく、「どの周波数に存在していたか」**のレンダリング結果なのです。

前回の照応の法則を思い出してください。「As above, so below」の通り、波動が先にあり、それに応じた現象が現実として現れます。

あなたが「ポジティブに思おう」と頭で意図しても、存在レベルでの波動がズレていれば、ZPFはそちらを現実として反映します。なぜなら、あなたの**「在り方」**こそが、波動、周波数そのものだからです。

Zはこう言いました。

“Your current vibration is not a consequence. It’s a choice that you’re making now.” (あなたの現在の波動は結果ではありません。それはあなたが今下している選択です。)

今の波動状態は「何かあった結果」ではなく、**「今どう在るか」**という選択の結果であり、それが現実を形作っているのです。

第3章:あなたはレシーバーではなく“チューナー”

なぜ私たちの“在り方=振動”がそのまま現実になるのでしょうか?

それは、ZPFが「すべての可能性」が同時に波として存在しているフィールドだからです。その中からどの可能性が現実化されるかは、あなたの**「意識がどの波に同調するか」**にかかっています。

ZPFは、あなたの「在り方」にだけ反応します。

“You are not a receiver. You are a tuner.” (あなたはレシーバー(受信機)ではない。あなたはチューナー(同調機)だ。)

僕らは、どんな現実を体験するかを、自分がどの周波数に「合わせる」かで決めることができます。

思考や感情は、あくまでその波動状態から表出した「タグ情報」です。表面的なアファメーションやポジティブなフリをしても、あなたの存在レベルの周波数が「欠乏」や「焦り」であれば、当然そちらが現実としてレンダリングされます。

まとめと次回予告

  • **「振動」**とは、感情や思考ではなく、存在そのものの周波数のこと。
  • ZPFは、あなたのチューニングした振動を、超リアルなVRヘッドセット(自我OS)を通じて現実として体験させてくれる。
  • 思考や感情は、今の波動状態を示す波動スカウターのようなもの。無理に変えようとせず、静かに観察することで、波動は自然と調律され始める。
  • 僕らは、現実の波を受信する**「レシーバー」ではなく、周波数を選ぶ「チューナー」**である。

「波動が現実を描く」というこの真理は、スピリチュアルな話でも、ただの理論でもなく、ZPFという**「現実創造エンジンの正しい使い方」**なのです。

次回は、振動には**“対極性”=Polarityが存在するというテーマで、ヘルメスの7法則その4「極性の原理(The Principle of Polarity)」**を見ていくことにしましょう。従来の「善と悪」「光と闇」のような二元論が、いかに表層的な考えなのか、そしてこの二元性がどう宇宙を創るのか、その秘密が見えてきます。お楽しみに。

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