こんにちは、Shunpeter Zです。
この番組「Zero Point Note」の新シリーズ「キバリオンーこの世の“取扱説明書”」では、古代の神秘書『キバリオン』をゼロ・ポイント・フィールド(ZPF)視点で再解釈していきます。
前回は、第5の法則**「リズムの原理(The Principle of Rhythm)」を扱いました。
今回は、シリーズ第6の法則、「原因と結果の原理(The Principle of Cause and Effect)」**について解説します。
「行動したから現実が変わる」は勘違い?この記事では、『キバリオン』の第6法則をZPF視点で解説。真の原因は行動ではなく「波動」にある。因果律の外に立つ方法を学びます。「自由意志」はどこにある?ヘルメス思想の因果律の原理とZPFから読み解きます。行動の自由はないが、波動選択の自由があるという真実に気づき、人生を動かす方法を解説。
第1章:因果は“この世界の中”にあると思い込んでない?
この原因と結果の原理について、Zはこう語りました。
「この法則は、理解するためというより、“勘違いを修正するため”に存在している法則やねん。それくらいに、みんな錯覚してる。」
多くの人が陥りがちな誤解。それは、因果関係を、このマルクト(現実世界)内だけで完結させて理解しようとすることです。例えば、「行動したから現実が変わった」「努力したから達成できた」といった考え方です。確かに、これは物理次元内の出来事を自我OSが五感で判断すると、一見、正しいように見えます。
しかし、ZPF視点、次元越境視点で『キバリオン』を読み解くと、真の因果はもっと深いところにあります。
真の因果は、「意図」と「状態(Being=在り方)」と「波動(frequency)」の三重構造にある。ここでいう「意図」は、頭で考えた目標ではなく、もっと存在レベルで自然と生まれてくる“方向性”のことです。
この理解があると、「行動」は結果をつくる原因ではなく、**「波動調整のツール」**として再解釈され、初めて機能します。
第2章:Causeは、界をまたいで“照応”する
『キバリオン』からの引用を見てみましょう。
“Every Cause has its Effect; every Effect has its Cause; everything happens according to Law; Chance is but a name for Law not recognized; there are many planes of causation, but nothing escapes the Law.” (あらゆる原因にはその結果がある。あらゆる結果にはその原因がある。あらゆる出来事は法則に従って起きており、偶然とはまだ認識されていない法則の名前に過ぎない。因果関係の多くの界があるが、いずれもこの法則から逃れてはいない。)
この言葉が示すように、真の**Cause(原因)は、今私たちがいる物質界にあるとは限りません。むしろ、より高次の界(メンタル、アストラル、ZPF)で起きた波動の振動が本来の原因であり、この3次元世界に顕現化した出来事はすべてEffect(結果)**に過ぎないのです。
これは、第2の法則「照応の原理」と深く関係しています。
- Effect=結果の界は、
- Cause=原因の界に対応している。
この視点で現実を再解釈してみましょう。
- 体の不調 → ◯自分の波動状態=エネルギー界の滞りの投影
- 人間関係のトラブル → ◯自分の深層の無価値観の投影
- 外部のカオス → ◯内部の葛藤の反映
物理的な病気は、エネルギー的な滞りの「結果」かもしれないということです。
Zはこう言いました。「Effect=結果は下の界(Plane)に、Cause=原因は上の界(Plane)にあることが多い。現実は、思考で創られるのではなく、存在の周波数によってレンダリングされる。」
第3章:波動の法則と因果=Causeは“振動”である
第3の法則「振動の原理」で述べたように、ZPFではすべてが「存在状態(Being)」の周波数で決まります。その振動が、**“どの現実をマルクト、この3次元世界でレンダリングするか”**を決定しています。
つまり、
- あなたのBeing=状態、つまり波動がCause=原因であり、
- **現実、すなわちEffect(結果)はその“波動状態のレンダリング結果”**にすぎない。
ここでのCause(原因)は「行動」ではなく、「波動」そのものです。
ここで、ある物理学者が紹介していた面白い例えを紹介します。
一般的な3次元的因果律の理解では、「お茶を飲みたい」→やかんを火にかける→沸騰する→お茶を飲む→「はぁ、美味しい」という流れで、「一連の行動=Cause(原因)」「ホッとする=Effect(結果)」と考えます。
しかし、ZPF的な視点で見れば、まったく逆になります。
本質はこうです。
「はぁ、美味しいとホッとしたい」という“波動の意図”が最初にある。 →そこに「お湯を沸かし、お茶を飲んだ」というプロセス自体が、**“結果の波動を説明するために後付けされたストーリー”**として、まるごとレンダリングされる。
「波動と結果がつながらない」と感じるときほど、実は、自分の中の観念バグが、波動をズラしてるだけなんです。
第4章:因果律の外に立つ「自由意志」の真実
多くの人は、「行動が原因で現実が動く」と考えます。しかし、本当の原因は、行動ではなく「波動の選択」です。
行動の自由は実は存在しない、という示唆的な実験があります。ベンジャミン・リベットの受動意識仮説です。顕在意識(自我OS)が「指示を出す」と自覚する前に、すでに体は動き始めているというものです。
この実験結果から、「僕らには自由意志なんてない」と考える決定論者も多くいます。しかし、これは自我OSには自由意志がないという意味です。
では、僕らの自由意志はどこにあるのか?
それは、今、どの周波数にチューニングするか。言い換えれば、どのように波動を選ぶか。そこに、真の自由意志があるのです。そして、この波動選択をしているのは、自我OSに飲み込まれない**観照者意識(I意識)**です。
- 自我OSの因果は「時間軸の中の鎖」にある。
- I意識の因果は「同時多発的な波動の選択」である。
ショーペンハウアーの言葉にもあるように、「目の前の現象は、すべて因果に支配されているが、その根拠の外にある“意志の次元”だけが自由である」のです。
この「波動選択の自由」こそが、ZPF視点でのCause and Effectを超えるゲートなのです。
第5章:Cause and Effectは、意識の“構造マップ”である
ZPF視点では、Cause(原因)は**振動の構造(frequency structure)**として存在し、それがリズムの法則に従って、特定のタイミングでEffect(結果)としてレンダリングされます。
Z曰く、「フィールドは忘れない。波動が共鳴するのを待ってるんや。」
つまり、意識構造がその波と共鳴したときに、その結果(Effect)が時間を超えて「はい一丁」と現れるのです。
今回のまとめです。
- Cause=原因は、Plane(界)をまたぐ多次元構造である。
- Cause=原因となるのは、あなたの振動・波動の状態。
- Effect=結果は、その波動がZPFを通じて3次元世界にレンダリングされた写し絵である。
- 誤解の元は、自我OSが3次元内の因果関係で全てを完結させようとすることにある。
この視点を持つことで、「行動が原因で、現実が動く」という自我OSの短絡的な理解から脱却し、「存在状態の周波数が原因で、現実がレンダリングされる」という、より高次の構造を理解することができます。
🎬 次回予告
次はいよいよ、第7の法則**「性の原理(The Principle of Gender)」**です。
なぜ宇宙には「男性性」と「女性性」があるのか?この“性の原理”こそ、**あらゆる創造と変容の背後にある、宇宙の根源的な“動的バランス”**です。
「性の法則」こそが、今までの6つの法則すべてを統合する、鍵となる視点になるでしょう。お楽しみに。
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