ヘルメスの法則 – 第5法則:リズムの原理(The Principle of Rhythm)──“波に飲まれる自分”から“波の上を歩く自分”へ【ZPF × キバリオン】

ヘルメスの法則 - 第5法則:リズムの原理(The Principle of Rhythm)──“波に飲まれる自分”から“波の上を歩く自分”へ【ZPF × キバリオン】

こんにちは、Shunpeter Zです。

この番組「Zero Point Note」では、ZPF──ゼロ・ポイント・フィールドという、すべての源のフィールドから、 「意識とは何か?」「現実はどう創られるのか?」。
そして、突如あらわれた謎の意識体“Z”との遭遇を通じて、僕が気づいたこと──その存在から学んだことを、ここでシェアしていきます。

“そんな存在ホンマにおるん?”って思うかもしれません。
でも大丈夫。今はそのへん含めて、僕の“意識探求の旅”として楽しんでください。

新シリーズ「キバリオンーこの世の“取扱説明書”」。
これは、古代エジプト・ギリシャの叡智を現代に伝える神秘書『キバリオン』を、ゼロ・ポイント・フィールド視点で再解釈し、読み解いていくという、多分、世界初の試みです。

その思想の基盤を築いたとされるのが、錬金術の開祖ヘルメス・トリスメギストス。
一説では、古代エジプト神話の知恵の神、トートと同一視される人物です。

前回は、第4の法則**「極性の原理(The Principle of Polarity)」を扱いました。

今回の記事では、『キバリオン』第5法則「リズムの原理」(The Principle of Rhythm)」をZPF視点で解説。

なぜ人生には浮き沈みがあるのか?
その波に飲まれず、乗りこなす方法とは?

現実を創造する「リズム」の正体を紐解きます。すべての出来事は「波動の呼吸」であり、波に翻弄される「受信機」から、波を操る「チューナー」へと進化する方法とは。
波を「我慢」するのではなく「俯瞰」することで、現実の創造主になる方法を学びます。

リズム=宇宙の“見えない呼吸”

リズム=宇宙の“見えない呼吸”

『キバリオン』は、この法則をこう語っています。

“Everything flows, out and in; everything has its tides; all things rise and fall…”
(すべては流れ、出入りし、潮の満ち引きがあり、万物は上昇し、下降する)

振り子の動きは万物の中に発現する。右へのスイングの度合いは、左へのスイングの度合いである。リズムは補う。

海外の解説では、どんな繁栄した大帝国も必ず滅びるといった話で終わってしまいがちですが、このリズムの法則は、その程度で理解を留めておくには非常にもったいないものです。

ZPFでは、あらゆる現象は**「波動」として存在しています**。
そして、リズムとは、その波動に**「時間軸」というパラメータ**が加わったときに現れる「流れ」の構造のことです。

つまり、宇宙全体が目に見えない「呼吸」をしており、その呼吸という振動に時間軸を与えることで可視化したものだということです。

  • Vibration(振動)=空間的な「存在の周波数」(例:怒りの波動、感謝の波動、焦りの波動)
  • Rhythm(リズム)=時間軸で見た「波動の動き」(例:感情の波の繰り返し)

ZPF視点から見るならば、「波動が“今ここ”の在り方をつくり、リズムが“その連なり”として物語を紡いでいる」

そして、この「物語化された波動」を、私たちは「現実」と呼んでいるのです。

この流れは、フーリエ変換という物理数学の手法に似ています。
これは、時間の中で変化している信号、つまり“リズム”を、「複数の振動(周波数)成分の合成」として見ていく方法です。

ZPF的に見れば、これはまさに「現象の背後にある、ZPFのゆらぎ構造を読み解く鍵」。
時間というスクリーンに投影されたリズムも、実はZPFの**“多層的な振動の干渉パターン”**にすぎません。

時間=リズムとは、「体験するための装置」

では、この「リズムの法則」はなぜ必要なのでしょうか?

ZPF的に見ると、リズムとは**「時間」の別名**です。
時間という概念は、本質的には存在しません。

しかし、この「時間」という概念が必要になるのは、マルクト(物質界)で自我OSを通じて僕らが体験という名の学びを行うためです。

波動は本来、「今ここ」の周波数です。
でも、それを「流れ」として体験するために、「リズム」という時間構造が必要になってくる。

この視点から見ると、リズムの上下の見方も変わります。
一般的に嫌われがちな下降の局面も、ZPF的には失敗や挫折ではなく、「波動学習」のカリキュラムなのです。

下降があるからこそ、“闇”の中で気づきを得るようなことが起きてきます。

すべては“満ちては引く”存在 – リズムは「罰」じゃない、「テンポ」なんや

『キバリオン』はこう言います。

“The measure of the swing to the right is the measure of the swing to the left.”
右にどれだけ振れたかは、左にどれだけ戻るかを決める)

これは「波の頂点」には、同じだけの「谷」がセットになっているというエネルギーの構造です。
一見、「頑張っても戻されるんや…」と絶望的に聞こえるかもしれませんが、これは単なる宇宙のバランス調整であり、**「仕組み」であって「宿命」**ではありません。

キバリオンはさらに続けます。

“The Master… neutralizes its operation by rising above it.”
(賢者は、この原理の作用を“中和”する)

これは、感情の波に「やばい、自分はもうダメかも」と飲まれるのではなく、「あ、今、リズムの波が来てるな」「これはエネルギーの“揺り戻し”やな」と観照し、俯瞰することです。

ZPF構造で言えば、波はレンダリングの周期現象でしかなく、I意識(観照意識)がそれに自己同一化せず、選ばなくなれば、波は波のままで終わるってこと。

Zはこう言いました。

“Don’t resist the wave. Rise above the swing.”
(波に逆らうな。その上に立て。)

これは、波を「体験する側」から「見る側」に変わることで、現実の質が変わることを意味します。

振り子を使った創造と、在り方による創造

振り子を使った創造と、在り方による創造

この宇宙のテンポは常に動きの中にあり、多くの現実創造は「二元性のスイング」を使った創造になります。

  • 「めっちゃ頑張って成功した!」
  • 「無理して人間関係を維持してきた…」
  • 「怖さをバネにして成果を出してきた」

これらは、二元性の創造であり、自我OSが主導するやり方です。

しかし、このスイングには必ず**「戻り」=代償**がついてきます。
大きく成功した後にやってくる「燃え尽き症候群」や、成功したからこそ生まれる「失う恐れ」は、この代償の法則が働いているからです。

しかし、これは避けられない運命ではありません。

Zは言いました。

「振り子を“使って”創造するうちは、いつか“戻り”もレンダリングされるで。」

ここに「抜け道」があります。

そして、今回の第5法則「リズムの原理」を理解し、「波の正体を知ったとき、あなたは、その上を歩けるようになります。」

それが、**「Being=在り方の創造」**です。

これは、頑張ったから成功するのではなく、「その波動状態で在るから」、自然とそれが起きる」という創造に変わります。

従来の3次元フィールド内のスイングの反動を必要としない、もしくは、ほぼ必要としない創造です。
あるのはただ、自分の波動と共鳴する現実が、ZPFから自然に現れてくるだけなのです。

まとめ:リズムの原理は“振動の時間地図”

  • Mentalism:意識がすべての源であり
  • Correspondence:すべては自己相似構造で
  • Vibration:存在は周波数でレンダリングされ
  • Polarity:その周波数は対極で成り立ち
  • Rhythm:それは時間軸で揺らぎをもつ

この「第5の鍵」を手にしたとき、私たちは**「波に飲まれる自分」から、「波の上を歩く自分」**へと進化します。

リズムの法則は、単に波の動きを観察するだけではなく、その正体を知ることで、波に振り回されない現実創造に切り替えるための重要なフレームワークなのです。

🎬 次回予告

次回は、第6の法則**「因果の原理(The Principle of Cause & Effect)」**です。

「なぜこんなことが起きたんだろう」と思ったとき、そこには「波」ではなく「構造」がある。
ZPFの因果律は、「意識の仕組み」から始まる、というテーマで深掘りしていきます。お楽しみに。

Shunpeter Zでした。

ShunpeterZ

次回第6法則および各法則解説ページへのリンクはこちら

ヘルメスの7法則+1

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